
(画像=株式新聞)
この記事は2025年5月15日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月15日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>5月15日 |
14日の米国株式は、NYダウが前日比89.37ドル安の4万2051.06ドルと続落、ナスダック総合指数は同136.725ポイント高の1万9146.810ポイントと6日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億5750万株、ナスダック市場が104億6241万株だった。引き続き、サウジアラビアのAI(人工知能)スタートアップ企業ヒュメインと業務提携した、エヌビディアやアドバンスド・マイクロ・デバイシズなどのハイテク株が買われた。ただ、翌15日には4月小売売上高・卸売物価指数など、経済指標の発表を控えることから、様子見姿勢が強まる場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、メルクやアムジェン、スリーエム(3M)などが値下がり率の上位に入っている。
15日の東京株式は、弱含みの展開か。現地14日の米国株式市場では、ハイテク株が買われナスダック総合指数やSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が上昇した。日本株も同様の動きが期待されるものの、為替市場でドル・円が1ドル=146円台の半ば(14日は146円98-99銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円前後(同164円83-87銭)と円高方向に振れていることから、利益確定売りに押される場面もありそう。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、楽天グループ<4755.T>、ソニーG<6758.T>などが、14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比420円安の3万7720円だった。
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