
(画像=株式新聞)
この記事は2025年5月20日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月20日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>5月20日 |
19日の米国株式は、NYダウが前週末比137.33ドル高の4万2792.07ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同4.361ポイント高の1万9215.463ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4989万株、ナスダック市場が99億9797万株だった。前週末16日の通常取引終了後、米大手格付け会社ムーディーズが米国債の信用格付けを引き下げたことを受け、朝方は売りが先行。NYダウは一時310ドルを超える下げをみせる場面もあった。売り一巡後は、リバウンド狙いの買いなどにより、上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやメルク、アムジェンなどが値上がり率の上位に入っている。
20日の東京株式は、堅調な展開か。現地19日の米国株式市場では、ムーディーズによる国債の格下げを受けたもののNYダウ、ナスダック総合指数ともに上昇。米国株のしっかりした動きを支えに、日本株も買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(19日は144円84-86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同162円78-82銭)と小動き。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、第一三共<4568.T>、アドバンテス<6857.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比215円高の3万7605円だった。
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