
(画像=株式新聞)
この記事は2025年5月21日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月21日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>5月21日 |
20日の米国株式は、NYダウが前日比114.83ドル安の4万2677.24ドルと4日ぶり、ナスダック総合指数が同72.749ポイント安の1万9142.714ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8770万株、ナスダック市場が79億1008万株だった。主要な経済指標の発表がないなか、足元で堅調な値動きが続いていたこともあり、利益確定売りが優勢となった。また、米10年物国債の利回りが一時4.5%台に上昇(価格は下落)したこともあり、相対的な割高感も意識された。NYダウ採用銘柄では、アメリカン・エキスプレスやアマゾン・ドット・コム、ゴールドマン・サックスなどが値下がり率の上位に入っている。
21日の東京株式は、弱含みの展開か。現地20日の米国株式が下落した動きを受け、売り優勢となりそう。きのう20日の日経平均株価は、上げ幅を縮小して取引を終了していることもあり、上値の重さが意識されるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(20日は144円12-14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同162円50-54銭)とやや円安方向にある。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、ニデック<6594.T>、トヨタ<7203.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比90円高の3万7620円だった。
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