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<相場の読み筋>6月3日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年6月3日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>6月3日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>6月3日

 2日の米国株式は、NYダウが前週末比35.41ドル高の4万2305.48ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同128.846ポイント高の1万9242.613ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5342万株、ナスダック市場が71億3512万株だった。米政府は2日、トランプ大統領が中国の習近平国家主席と週内にも協議を行う可能性が高いことを示唆。米中貿易摩擦への過度な警戒感が後退した。米5月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数は48.5で、市場予想平均の49.5に届かず、株価は下落する場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーズやメタ(旧フェイスブック)、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが値上がり率の上位に入っている。

 3日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地2日の米国株式が上昇した動きを受け、買い先行スタートとなりそう。日経平均株価は連日で大幅安となっていた反動もあり、堅調な値動きが期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(2日は142円90-91銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同163円24-28銭)と小動き。対ドルでの円高を警戒し、買い一巡後は上値が重くなる場面も想定される。2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、第一三共<4568.T>、アドバンテス<6857.T>、菱重工<7011.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比315円高の3万7805円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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