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<相場の読み筋>6月18日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年6月18日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>6月18日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>6月18日

 17日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比299.29ドル安の4万2215.80ドル、ナスダック総合指数が同180.122ポイント安の1万9521.091ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億3198万株、ナスダック市場が74億9023万株だった。トランプ大統領は同日、イランに対して無条件降伏を求めるとSNSに投稿。イスラエルは米軍の参戦を望んでいるとされるなか、米国の介入による中東情勢の緊迫化が警戒された。また、米5月小売売上高が前月比0.9%減と、市場予想平均の同0.6%減よりも悪かったことも相場の重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドビやテスラ、ギリアド・サイエンシズなどが下落した。

 18日の東京株式は、反落後も軟調か。現地17日の米国株式は、中東情勢の緊迫化を警戒してNYダウ、ナスダック総合指数がともに下落。東京市場は、米国株安の流れやきのう17日まで続伸していた反動から、売り先行となりそう。買い手がかり難のなか、現地18日まで開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の前半(17日は144円53-55銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の後半(同167円04-08銭)と円高方向にあるなど、まちまち。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、楽天グループ<4755.T>、日産自<7201.T>などが17日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比280円安の3万8230円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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