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<相場の読み筋>6月19日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年6月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>6月19日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>6月19日

 18日の米国株式は、NYダウが前日比44.14ドル安の4万2171.66ドルと続落、ナスダック総合指数は同25.182ポイント高の1万9546.273ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億6899万株、ナスダック市場が70億368万株だった。トランプ大統領は18日、イスラエルとイランの戦争に関しイランへの攻撃への可能性について、「行うかもしれないが、行わないかもしれない」と語り、中東情勢の先行き不透明感が警戒された。注目されていたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、事前予想通り政策金利を4.25-4.50%で据え置くことを決定した。経済活動は引き続き堅調で、失業率は低水準を維持し労働市場の状況も堅調としている。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテスラ、マイクロン・テクノロジーズなどが上昇した。

 19日の東京株式は、軟調な展開か。イスラエルとイランによる双方への攻撃激化が警戒されるなか、米国の参戦も懸念されることから積極的に上値を買い進む動きは限られそうで、利益確定売りが優勢か。また、現地19日の米国市場は、奴隷解放記念日で休場となることから、様子見姿勢が強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の前半(18日は144円94-96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の半ば(同166円86-90銭)と小動き。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、富士フイルム<4901.T>、ローム<6963.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比210円安3万8640円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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