
(画像=株式新聞)
この記事は2025年6月25日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>6月25日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>6月25日 |
24日の米国株式は、NYダウが前日比507.24ドル高の4万3089.02ドルと3日続伸、ナスダック総合指数も同281.558ポイント高の1万9912.533ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億4187万株、ナスダック市場が75億6720万株だった。トランプ大統領は現地23日、自身のSNSに「イスラエルとイランが暫定的な停戦で合意した」と投稿。その後、双方が停戦に違反したと表明しているが、合意が順守されるとの期待感が相場を支える格好となった。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやアメリカン・エキスプレス、エヌビディアなどが値上がり率の上位に入っている。
25日の東京株式は、軟調な展開か。現地24日の米国株式は、イスラエルとイランの暫定的な停戦を受けて上昇したが、東京市場ではきのう24日に報じられていたことから、既に相場に織り込み済みとみられる。中東情勢の進展待ちのような格好で、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(24日は145円30-32銭)と円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=168円台の前半(同168円41-45銭)と小動き。円高による業績への影響を警戒して、輸出関連銘柄には重しとなりそう。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、クボタ<6326.T>、京セラ<6971.T>などが、24日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比45円安の3万8765円だった。
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