経済・ビジネス情報

<相場の読み筋>7月15日

  • 公開日:
  • 更新日:
相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年7月15日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月15日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>7月15日

 14日の米国株式は、反発した。NYダウが前週末比88.14ドル高の4万4459.65ドル、ナスダック総合指数が同54.800ポイント高の2万640.327ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5848万株、ナスダック市場が71億6270万株だった。ナスダック総合指数は、2日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新した。トランプ大統領は12日、SNSに8月1日からEU(欧州連合)とメキシコに対して30%の関税を課すと表明。課税による米景気への影響が懸念され売りが先行した。ただ、EUは報復関税の発動を延期し交渉に臨む姿勢を示していることや、同大統領は交渉次第では関税率を見直すなどの意向を示していることから、楽観的な見方が台頭し上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやウォルマート、3M(スリーエム)などが値上がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は反発後も、堅調な展開か。現地14日の米国株式が反発した動きから、買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(14日は147円37-38銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同172円19-23銭)と小動き。対ドルでの円安から、輸出関連銘柄を中心に相場を支える動きが期待される。ただ、現地15日に米6月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることから、内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まることも想定される。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、キーエンス<6861.T>、デンソー<6902.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比105円高の3万9515円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

 

株式新聞

1949年に創刊した日本最大の証券専門紙。専門記者による注目銘柄情報や株式情報、株式ニュースなど最新の情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録