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<相場の読み筋>7月17日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年7月17日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月17日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>7月17日

 16日の米国株式は、NYダウが前日比231.49ドル高の4万4254.78ドルと反発、ナスダック総合指数は同52.691ポイント高の2万730.491ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億3375万株、ナスダック市場が80億4833万株だった。ナスダック総合指数は3日連続で終値ベースでの史上最高値を更新した。

 米週間の新規失業保険申請件数が季節調整済みで22万7000件となり、市場予想平均の23万5000件よりも良好だった。労働市場に対する警戒感が後退、景気敏感株を中心に上昇した。ただ、トランプ大統領がパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長を解任する可能性が高いと伝わると、同大統領は報道内容を否定したものの、FRBの独立性が脅かされるとの懸念が台頭し、NYダウは一時260ドルを超える下げを見せる場面もあった。

 17日の東京株式は、軟調な展開か。現地16日の米国市場で、NYダウとナスダック総合指数は上昇した。ただ、オランダの半導体製造装置大手ASMLが決算発表を受けて下落し、SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も下げていることから、半導体関連銘柄には重しとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(16日は148円88-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同172円98銭-173円02銭)と円高に振れていることも意識されそう。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、富士通<6702.T>、デンソー<6902.T>、オリンパス<7733.T>などが、16日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比25円安の3万9565円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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