
(画像=株式新聞)
この記事は2025年7月24日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月24日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>7月24日 |
23日の米国株式は、NYダウが前日比507.85ドル高の4万5010.29ドルと続伸、ナスダック総合指数は同127.332ポイント高の2万1020.017ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億8448万株、ナスダック市場が97億7934万株だった。ナスダック総合指数は2日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新した。日米関税交渉の合意を受け、米国とその他の国との間で関税交渉が進展するとの期待感が台頭し、幅広い銘柄が物色された。また、EU(欧州連合)との交渉も合意に近づいていると報じられたことも支えとなり、NYダウは24年12月4日の終値ベースの史上最高値(4万5014.04ドル)に急接近した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ギリアド・サイエンシズやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、エヌビディアなどが買われた。
24日の東京株式は、続伸後も堅調か。現地23日の米国株高を支えにきのうの強い地合いが継続するとみられる。日経平均株価が心理的なフシ目の4万円を大きく超えたことで投資家心理が好転し、自動車関連株を中心に上値を試す場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(23日は146円73-75銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円28-32銭)と小動き。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、HOYA<7741.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などが、23日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比420円高の4万1640円だった。
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