
(画像=株式新聞)
この記事は2025年7月25日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月25日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>7月25日 |
24日の米国株式は、NYダウが前日比316.38ドル安の4万4693.91ドルと3日ぶりに反落、一方、ナスダック総合指数は同37.942ポイント高の2万1057.959ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億3258万株、ナスダック市場が115億6857万株だった。ナスダック総合指数は2日続けて終値ベースでの史上最高値を更新した。23日の通常取引終了後に25年4-6月の決算を発表したIBMが、ソフトウエア部門の伸びが市場予想平均に届かず下落。朝方からNYダウは利益確定売りに押され軟調に推移、ほぼ安値圏で取引を終えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアマゾン・ドット・コム、エヌビディアなどが買われ指数の上昇を支えた。
25日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は22日の終値(3万9774円)からきのう24日の終値(4万1826円)まで2000円を超える上昇となっていることから短期的な過熱感が警戒される。また、週末要因も重なることから、利益確定売りに押されそうだ。ただ、上昇ペースが早かっただけに、買い遅れている投資家による押し目買いも見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(24日は146円41-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の後半(同172円20-24銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>、ソニーG<6758.T>などが、24日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比265円安の4万1605円だった。
(イメージ写真提供:123RF)