
(画像=株式新聞)
この記事は2025年7月28日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月28日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>7月28日 |
前週末25日の米国株式は、NYダウが前日比208.01ドル高の4万4901.92ドルと反発、ナスダック総合指数が同50.358ポイント高の2万1108.317ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5035万株、ナスダック市場が97億8652万株だった。ナスダック総合指数は3日続けて史上最高値を更新した。EU(欧州連合)との関税交渉に関心が向かうなか、27日にトランプ大統領とEUのフォンデアライエン委員長が会談を行うことが明らとなり、交渉進展期待が高まり株価の上昇につながった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、ギリアド・サイエシズなどが買われた。
28日の東京株式は、反発後もしっかりか。前週末25日の米国株高が刺激材料となり、買い優勢スタートが見込まれる。また、現地27日、トランプ大統領はEUのフォンデアライエン委員長との関税交渉で、8月1日からの課すとしていた関税を従来の30%から15%に引き下げることで合意したと発表。今回の合意を好感した買いも支えとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(前週末25日は147円37-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円20-24銭)と小動き。前週末25日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、LINEヤフ<4689.T>、楽天グループ<4755.T>、キーエンス<6861.T>などが、同25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同25日の大阪取引所清算値比10円高の4万1370円だった。
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