
(画像=株式新聞)
この記事は2025年8月1日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月1日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>8月1日 |
7月31日の米国株式は、NYダウが前日比330.30ドル安の4万4130.98ドルと4日続落、ナスダック総合指数は同7.226ポイント安の2万1122.448ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が14億9135万株、ナスダック市場が88億7988万株だった。米6月PCE(個人消費支出)価格指数は前年同月比2.6%上昇し、市場予想平均の同2.5%上昇を上回った。FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利下げ期待が後退するなか、リスク回避姿勢の売りが強まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、前日に続きユナイテッドヘルスが下落したほか、メルクやIBMなどが値下がり率の上位に入っている。
8月1日の東京株式は反落後も軟調か。現地7月31日の米国株安や、週末要因から利益確定売りが優勢となろう。決算発表の本格化で、好業績銘柄への個別物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(7月31日は149円38-40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同171円02-06銭)と円安に振れていることから、輸出関連銘柄には支えとなりそう。7月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日立<6501.T>、アドバンテス<6857.T>、レーザーテク<6920.T>などが、同31日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比435円安の4万765円だった。
(イメージ写真提供:123RF)