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<相場の読み筋>8月4日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年8月4日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月4日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>8月4日

 前週末1日の米国株式は、NYダウが前日比542.40ドル安の4万3588.58ドルと5日続落、ナスダック総合指数が同472.316ポイント安の2万650.132ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億5222万株、ナスダック市場が88億7012万株だった。米7月雇用統計で非農業分野の雇用者数が前月比7万3000人増となり、市場予想平均の同10万2000人増を下回った。同時に5月と6月の増加幅が下方修正され、労働環境の悪化を警戒して売り圧力が強まった。また、前日の通常取引終了後に4-6月の決算を発表したアマゾン・ドット・コムが急落したことも重しとなった。NYダウ採用銘柄では、アマゾン・ドット・コムのほか、ユナイテッドヘルスやスリーエム(3M)などが値下がり率の上位に入っている。

 4日の東京株式は続落後、落ち着きどころを探る展開か。現地1日の米国株安を受け、朝方から売り先行スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末1日は150円53-55銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の後半(同171円88-92銭)と円高に振れている。輸出関連銘柄には重しになるとみられ、日経平均株価は心理的なフシ目の4万円を割り込む場面も想定される。前週末1日のADR(米国預託証券)は円換算値で古河電工<5801.T>、アドバンテス<6857.T>、IHI<7013.T>などが、同1日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同1日の大阪取引所清算値比860円安の4万円ちょうどだった。

(イメージ写真提供:123RF)

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