
(画像=株式新聞)
この記事は2025年8月18日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月18日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>8月18日 |
前週末15日の米国株式は、NYダウが前日比34.86ドル高の4万4946.12ドルと反発、ナスダック総合指数は同87.693ポイント安の2万1622.977ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億4650万株、ナスダック市場が74億3096万株だった。米7月小売売上高が前月比0.5%増となり、市場予想平均と一致した。一方、8月ミシガン大学消費者信頼感指数は58.6と7月の61.7から低下するなど、まちまちだった。また、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領との会談内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まった。NYダウ採用銘柄では、バフェット氏が運営する投資会社バークシャー・ハザウェイの保有が明らかになったユナイテッドヘルスが急騰したほか、セールスフォースやアムジェンなどが値上がり率の上位に入っている。
18日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価は前週末15日、史上最高値を更新して取引を終了した。ただ、決算発表シーズンが終了し手がかり材料に乏しいことから、利益確定売りが先行しそうだ。トランプ大統領は現地15日、米国に輸入される半導体に関税を課す方針を示した。半導体の関連銘柄は指数寄与度の高い銘柄が比較的多いことから、相場の重しとなることも見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末15日は147円00-02銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同171円73-77銭)と円安方向にある。
前週末15日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、ソニーG<6758.T>、東エレク<8035.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、同15日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同15日の大阪取引所清算値比25円安の4万3445円だった。
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