
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月1日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月1日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月1日 |
前週末8月29日の米国株式は、4日ぶりに反落した。NYダウが前日比92.02ドル安の4万5544.88ドル、ナスダック総合指数が同249.606ポイント安の2万1455.552ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億745万株、ナスダック市場が72億6391万株だった。週末要因に加え、9月1日はレーバー・デーで休場となることもあり、ポジション調整の売りが優勢となった。ただ、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ期待から下値は限られた。米7月PCE(個人消費支出)デフレーターが前月比2.6%増で、市場予想平均と一致した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやテスラ、エヌビディアなどが下落した。
9月1日の東京株式は、弱含みの展開か。現地8月29日の米国株安を受け、朝方から売り先行スタートとなろう。売り一巡後は、1日の米国株式市場がレーバー・デーで休場となることから、積極的な売買が限られ、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の後半(前週末29日は147円00-02銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の後半(同171円61-65銭)と小動き。前週末8月29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテス<6857.T>、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などが、同29日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同29日の大阪取引所清算値比610円安の4万2080円だった。
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