
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月9日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月9日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月9日 |
8日の米国株式は、反発した。NYダウが前週末比114.09ドル高の4万5514.95ドル、ナスダック総合指数が同98.311ポイント高の2万1798.699ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億2672万株、ナスダック市場が74億2764万株だった。ナスダック総合指数は8月13日に付けた終値ベースの史上最高値(2万1713.140ポイント)を約1カ月ぶりに更新した。雇用情勢の悪化が警戒されるなか、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ期待が継続した。また、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したことも株価を支える格好となった。NYダウ採用銘柄では、IBMやウォルマート、ユナイテッドヘルスなどが値上がり率の上位に入っている。
9日の東京株式は、買い先行後も堅調か。現地8日の米国株高を受け、きのう8日の強地合いが継続するとみられ、日経平均株価は心理的なフシ目の4万4000円を超える場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(8日は147円52-53銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円08-12銭)とやや円安方向にある。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、キーエンス<6861.T>、菱重工<7011.T>、日産自<7201.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比310円高の4万3970円だった。
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