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<相場の読み筋>9月11日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年9月11日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月11日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>9月11日

 10日の米国株式は、NYダウが前日比220.42ドル安の4万5490.92ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同6.571ポイント高の2万1886.060ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億1096万株、ナスダック市場が80億7527万株だった。ナスダック総合指数は3日連続で終値ベースの史上最高値を更新した。8月PPI(生産者物価指数)が前月比0.1%下落し、市場予想平均の同0.3%上昇を下回った。16-17日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ期待に影響はなかったものの、8月CPI(消費者物価指数)の発表を11日に控え、利益確定売りが優勢だった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アーム・ホールディングスやエヌビディア、マイクロン・テクノロジーズなどが買われ指数の上昇を支えた。

 11日の東京株式は、堅調な展開か。現地10日の米国株式市場で、NYダウは反落したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が上昇。前日に続き、半導体関連株を中心にしっかりした値動きとなりそう。ただ、米8月CPIの発表を控え、様子見姿勢が強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(10日は147円50-51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円60-64銭)と小動き。10日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、古河電工<5801.T>、アドバンテス<6857.T>、京セラ<6971.T>などが、10日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比30円高の4万3900円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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