
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月12日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月12日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月12日 |
11日の米国株式は、NYダウが前日比617.08ドル高の4万6108.00ドルと大幅反発、ナスダック総合指数は同157.015ポイント高の2万2043.075ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億7239万株、ナスダック市場が91億794万株だった。NYダウは2日ぶり、ナスダック総合指数は4日続けて終値ベースの史上最高値を更新した。8月CPI(消費者物価指数)が前年同月比2.9%上昇し、市場予想平均と一致したが、前月の同2.7%上昇からは加速。米週間の新規失業保険申請件数は26万3000件と、市場予想平均の23万5000件よりも悪く、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ期待が継続し、株価を押し上げた。NYダウ採用銘柄では、スリーエム(3M)やシャーウィン・ウィリアムズ、トラベラーズなどが値上がり率の上位に入っている。
12日の東京株式は、続伸後も堅調な展開となりそう。現地11日の米国株高を受け、きのう11日の強い地合いが継続するとみられる。ただ、取引時間の終盤には、3連休となることから、ポジション調整による売りで伸び悩む場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(11日は147円77-78銭)と円高方向に推移、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の後半(同172円79-83銭)と小動き。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>、川重<7012.T>などが、11日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物12月限の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比335円高の4万4505円だった。
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