
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月19日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月19日 |
18日の米国株式は、NYダウが前日比124.10ドル高の4万6142.42ドルと続伸、ナスダック総合指数は同209.399ポイント高の2万2470.725ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億8345万株、ナスダック市場が90億5226万株だった。終値ベースでNYダウが11日の史上最高値(4万6108.00ドル)、ナスダック総合指数が15日の史上最高値(2万2348.750ポイント)をそれぞれ更新した。引き続き、FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ実施や今後の政策金利の引き下げ見通しを好感。景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた。米週間の新規失業保険申請件数は23万1000件と市場予想平均の24万件よりも良好だった。NYダウ採用銘柄では、キャタピラーやエヌビディア、IBMなどが値上がり率の上位に入っている。
19日の東京株式は、堅調な値動きが続きそう。現地18日の米国株高を受け、きのう18日の強い地合いが継続するとみられ、買い先行スタートとなろう。買い一巡後は、日銀の金融政策決定会合での内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まる場面も想定されるが、総じてしっかりした値動きが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(18日は147円11-13銭)、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の半ば(同174円05-09銭)と円安方向に振れていることも輸出関連株には支えとなりそう。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日立<6501.T>、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比375円高の4万5595円だった。
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