
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月22日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月22日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月22日 |
前週末19日の米国株式は、NYダウが前日比172.85ドル高の4万6315.27ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同160.751ポイント高の2万2631.476ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が41億4264万株、ナスダック市場が99億1587万株だった。両指数ともに連日で史上最高値を更新した。引き続き、FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げや、今後の政策金利の引き下げ見通しが材料視された。また、トランプ大統領は中国・習近平国家主席と電話協議を実施。同大統領は、多くの重要な課題で進展があったとしたほか、SNSではAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で習主席と会談を行うことも明らかにした。NYダウ採用銘柄ではアムジェンやアップル、マイクロソフトなどが値上がり率の上位に入っている。
22日の東京株式は、反発後も堅調な展開か。現地19日の米国株高を受け、買い先行スタートが見込まれる。前週末19日の東京市場では、日銀によるETF(上場投資信託)とREIT(不動産投資信託)の売却計画が明らかとなり、需給不安から荒い値動きとなった。ただ、同計画では簿価約37兆円のETFを約100年かけて売却するとしており、目先的な値動きへの影響は限定的とみられ、押し目買いが優勢となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(前週末19日は147円92-95銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の後半(同174円11-15銭)とやや円高方向にある。
前週末19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、ローム<6963.T>、みずほ<8411.T>などが、同19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同19日の大阪取引所清算値比275円高の4万5005円だった。
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