
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月29日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月29日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月29日 |
前週末26日の米国株式は、4日ぶりに反発した。NYダウが前日比299.97ドル高の4万6247.29ドル、ナスダック総合指数が同99.370ポイント高の2万2484.068ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億224万株、ナスダック市場が76億2762万株だった。米8月PCE(個人消費支出)デフレーターは、前年同月比2.7%上昇し市場予想平均と一致した。今週の経済指標は堅調な結果が続いたが、PCEを受けて利下げ継続への期待感が再浮上する格好となり、幅広い銘柄が買われた。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやトラベラーズ、メルクなどが値上がり率の上位に入っている。
29日の東京株式は、底堅い展開か。きょう29日は9月配当・権利の落ち日にあたり、日経平均株価では300円程度の影響があるとみられる。現地26日の米国株が上昇したことや前週末に下落した反動などから、落ち分を埋める動きが期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(前週末26日は149円83-85銭)とやや円高にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の後半(同174円90-94銭)と小動き。前週末26日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、SUMCO<3436.T>、川重<7012.T>、IHI<7013.T>などが、同26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同26日の大阪取引所清算値比80円高の4万5130円だった。
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