
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月30日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月30日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月30日 |
29日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比68.78ドル高の4万6316.07ドル、ナスダック総合指数が同107.086ポイント高の2万2591.154ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億4398万株、ナスダック市場が82億8559万株だった。引き続き、前週末26日に発表された8月PCE(個人消費支出)を受けた利下げ期待感が相場を支える格好となった。ただ、米連邦予算の年度末となる30日を控え、与野党の対立からつなぎ予算の成立にメドが立っておらず、政府機関の一時閉鎖が懸念され、相場の重しとなる場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、エヌビディアやキャタピラー、ウォルト・ディズニーなどが値上がり率の上位に入っている。
30日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地29日の米国株式が続伸した動きや、きのう29日に続落した反動から、買い優勢スタートとなりそう。ただ、上半期末を迎え機関投資家の積極的な売買は期待しにくく、個別株への物色が中心になりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(前週末29日は148円56-58銭)、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の前半(同174円22-26銭)と小動き。29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、キーエンス<6861.T>、三住トラスト<8309.T>などが、29日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比40円高の4万5170円だった。
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