経済・ビジネス情報

<相場の読み筋>10月2日

  • 公開日:
  • 更新日:
相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年10月2日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月2日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>10月2日

 1日の米国株式は、4日続伸した。NYダウが前日比43.21ドル高の4万6441.10ドル、ナスダック総合指数が同95.148ポイント高の2万2755.157ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億419万株、ナスダック市場が91億8058万株だった。NYダウは連日で終値ベースの史上最高値を更新した。つなぎ予算が成立せず、同日から米政府機関の一部が閉鎖。経済への影響が警戒されるなか、9月ADP雇用統計で、非農業部門雇用者数が季節調整済みで前月比3万2000人減少し、市場予想の同5万1000人増加を下回った。さえない雇用情勢を受けFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ期待が相場を支えた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アストラゼネカやマイクロン・テクノロジーズ、インテルなどが上昇した。

 2日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地1日の米国株式は、一部政府機関閉鎖の影響は限定的で4日続伸した。きのう1日の日経平均株価は、米国での一部政府機関閉鎖による混乱を先取りする格好で下落していただけに、買い戻す動きが先行しそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円前後(1日は147円11-12銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円86-90銭)とやや円高方向にある。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、アドバンテス<6857.T>、レーザーテク<6920.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比285円高の4万4540円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

株式新聞

1949年に創刊した日本最大の証券専門紙。専門記者による注目銘柄情報や株式情報、株式ニュースなど最新の情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録