
(画像=株式新聞)
この記事は2025年10月6日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月6日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>10月6日 |
前週末3日の米国株式は、NYダウが前日比238.56ドル高の4万6758.28ドルと6日続伸し4日続けて史上最高値を更新、ナスダック総合指数は同63.545ポイント安の2万2780.506ポイントと6日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億8121万株、ナスダック市場が96億2787万株だった。9月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数が50.0となり市場予想平均の51.7を下回った。FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ期待が継続し株高につながった。米9月雇用統計は、政府機関の閉鎖が影響し公表が延期された。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズやアプライド・マテリアルズ、メタ(旧フェイスブック)などが下落した。
6日の東京株式は、上値を試す場面がありそう。4日の自由民主党総裁選で高市早苗氏が新総裁に選出され、15日に行われる臨時国会で首相に選出される見込みとなった。同氏は安全保障や経済安保などの政策を重視していることから、それら関連株への物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の前半(前週末3日は147円40-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=175円台の前半(同172円94-98銭)と円安に振れていることも支えに、史上最高値を更新する展開が見込まれる。前週末3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ENEOS<5020.T>、SMC<6273.T>、オムロン<6645.T>などが、同3日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比85円高の4万6025円だった。
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