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<相場の読み筋>10月8日

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<相場の読み筋>

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年10月8日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月8日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>10月8日

 7日の米国株式は、NYダウが前日比91.99ドル安の4万6602.98ドルと続落、ナスダック総合指数は同153.304ポイント安の2万2788.363ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億7966万株、ナスダック市場が95億1407万株だった。現地6日の上院で共和党主導のつなぎ予算案が否決され、行政機関の早期正常化期待が後退。両指数ともに史上最高値近辺での値動きが続いているだけに、短期的な過熱感が警戒され利益確定売りに押された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アプライド・マテリアルズやテスラ、ASMLなどが下落した。

 8日の東京株式は買い先行後、上値が重い展開か。現地7日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比70円高の4万8010円で取引を終了。NYダウとナスダック総合指数は下落したものの、同清算値にサヤ寄せスタートになりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の後半(7日は150円62-64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の前半(同175円87-91銭)と円安に振れており、輸出関連銘柄には支え。ただ、きのう7日の日経平均株価は500円超の値上がりとなった後、後場に入り下げ転換する場面がみられるなど、高値波乱の動きとなっているだけに、荒い値動きには注意したい。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、ENEOS<5020.T>、日本製鉄<5401.T>、日産自<7201.T>などが、7日の東京終値に比べ高かった。

(イメージ写真提供:123RF)

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