
(画像=株式新聞)
この記事は2025年10月16日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月16日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>10月16日 |
15日の米国株式は、NYダウが前日比17.15ドル安の4万6253.31ドルと3日ぶりに小反落、ナスダック総合指数は同148.379ポイント高の2万2670.080ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億7262万株、ナスダック市場が103億7762万株だった。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を受けた追加利下げ見通しが引き続き意識され、NYダウは一時420ドルを超える上昇をみせた。ミランFRB理事は講演で、米中対立の再燃により景気の下ブレリスクがあると指摘、リスク回避姿勢が強まりNYダウは下げに転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズやアプライド・マテリアルズ、インテルなどが買われ指数を支えた。
16日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。現地15日の米国株式は、NYダウが小反落したものの、ナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)は上昇した。ナスダックやSOX指数の上昇を受け、半導体関連株への物色が中心になりそう。また、自民党と日本維新の会による連立協議が明らかとなり、高市トレードの再燃も期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の前半(15日は151円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=175円台の後半(同175円97銭-176円01銭)と小動き。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、ニデック<6594.T>、IHI<7013.T>などが、15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比190円高の4万8000円だった。
(イメージ写真提供:123RF)