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<相場の読み筋>10月20日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年10月20日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月20日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>10月20日

 前週末17日の米国株式は、NYダウが前日比238.37ドル高の4万6190.61ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同117.438ポイント高の2万2679.975ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億1934万株、ナスダック市場が85億8916万株だった。トランプ大統領は同日のテレビ番組で、中国に対する100%の追加関税について「持続可能ではない」との考えを示した。また、今月末に開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議で、米中首脳会談を行うことも明らかにした。米中貿易摩擦に対する警戒感が後退、株価の上昇につながった。NYダウ採用銘柄では、アメリカン・エキスプレスやアップル、ビザなどが値上がり率の上位に入っている。

 20日の東京株式は反発後、堅調な展開か。自民党と日本維新の会による連立政権となる可能性が高まり、財政拡張への期待から「高市トレード」の動きが強まりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の後半(前週末17日は149円69-72銭)、ユーロ・円が1ユーロ=175円台の後半(同175円34-38銭)と円安方向に振れている。前週末17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、アドバンテス<6857.T>、京セラ<6971.T>などが、同17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同17日の大阪取引所清算値比695円高の4万8245円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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