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<相場の読み筋>10月21日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年10月21日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月21日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>10月21日

 20日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比515.97ドル高の4万6706.58ドル、ナスダック総合指数が同310.568ポイント高の2万2990.543ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億9866万株、ナスダック市場が84億8151万株だった。トランプ大統領が、中国との貿易交渉について楽観的な見方を示したことを好感。また、ハセットNEC(国家経済会議)委員長は、今月1日から始まった一部政府機関の閉鎖について、今週中にも解消する可能性が高いとした。政府機関の正常化で、景気の先行き不透明感の解消につながるとの期待感も相場を支えた。NY採用銘柄では、セールスフォースやアップル、ユナイテッド・ヘルスなどが値上がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は、続伸後もしっかりか。自民党と日本維新の会の連立により、高市新首相が誕生する見込み。同首相は就任後、早急に経済対策をとりまとめる方針で、期待感が高まりそう。ただ、きのう20日には就任を先取りする格好で上げ幅を拡大していただけに、買い一巡後には利益確定売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(20日は150円74-76銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=175円台の半ば(同175円80-84銭)とやや円高方向にある。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比370円高の4万9670円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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