
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月4日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月4日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月4日 |
3日の米国株式は、NYダウが前週末比226.19ドル安の4万7336.68ドルと反落、ナスダック総合指数は同109.766ポイント高の2万3834.723ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億5079万株、ナスダック市場が89億5240万株だった。アマゾン・ドット・コムは同日、生成AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」を手がけるオープンAIとクラウドサービスの提供で380億ドル(約5兆8520億円)の契約を締結したと発表、材料視された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アマゾン・ドット・コムをはじめマイクロン・テクノロジーや、テスラなどが値上がり率の上位に入っている。
4日の東京株式は、堅調な展開が続きそう。現地3日の株式市場は、NYダウが下落したものの、ナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が続伸した。指数寄与度の高い半導体関連株の上昇が見込まれ、前週末10月31日の強い地合いが継続するとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の前半(前週末10月31日は154円30-32銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の半ば(同178円44-48銭)と円高方向に振れている。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、TDK<6762.T>、レーザーテク<6920.T>などが、前週末10月31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比95円高の5万2565円だった。
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