
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月5日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月5日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月5日 |
4日の米国株式は、NYダウが前日比251.44ドル安の4万7085.24ドルと続落、ナスダック総合指数は同486.086ポイント安の2万3348.637ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億8008万株、ナスダック市場が83億4609万株だった。米金融大手ゴールドマン・サックスのソロモンCEO(最高経営責任者)が同日、株式相場が今後10%以上調整する可能性があるとの見方を示したと報じられた。先行きへの警戒感が高まり、幅広い銘柄に売りが出た。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーやインテル、テスラなどが値下がり率の上位に入っている。
5日の東京株式は、弱含みの展開が続きそうだ。現地4日の米国株式が下落した流れや、きのう4日の弱い動きもあり、売り先行スタートとなろう。売り一巡後は、落ち着きどころを探ることが見込まれる。反面、決算発表が本格化していることから、好業績銘柄への個別物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=153円台の半ば(4日は153円58-60銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=176円台の前半(同177円04-08銭)と円高方向にある。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ENEOS<5020.T>、ニデック<6594.T>、アドバンテス<6857.T>などが、4日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比310円安の5万1200円だった。
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