
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月7日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月7日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月7日 |
予想レンジ:4万9600―5万400円
米国市場では6日、NYダウが前日比398ドル安の4万6912ドル、ナスダック総合指数が445ポイント安の23053ポイントで引けた。企業の人員削減数が高水準になっていることがわかり、雇用市場への不安がリスクオフにつながった。AI(人工知能)関連株への高値警戒感も引き続き強く、買い手控えムードが優勢となった。NYダウ構成銘柄ではセールスフォースの下げが目立つ。また、テック中核のエヌビディアやアマゾンも安い。半面、IBMやコカ・コーラは買われた。シカゴ日経平均先物(円建て)は5万235円で、同日の日経平均株価(5万883円)を下回る。
7日の東京株式市場ではAI関連や輸出株を中心に売りが先行する公算だ。米景気不安を背景にFRB(米連邦準備制度理事会)の追加利下げ観測が強まり、ドル・円が下落し円高にフレた。ただ、5日の取引時間中に付けた4万9073円の直近安値は一定の下値めどになりそうだ。個別株には直近発表の好決算を手掛かりにした買いも入りそうだ。
<きょうの個別材料>
○プラス材料
日東紡<3110.T> 業績・配当予想を増額修正
IHI<7013.T> 6日後場取引時間中に出した決算を改めて評価する動き
アクセルスペース<402A.T> 一部証券会社が強気格付け。
●マイナス材料
カドカワ<9468.T> 特別損失(のれん償却額)を計上
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