
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月20日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月20日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月20日 |
19日の米国株式は、NYダウが前日比47.03ドル高の4万6138.77ドルと5日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同131.383ポイント高の2万2564.229ポイントと3日ぶりに上昇して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億3939万株、ナスダック市場が76億1407万株だった。NYダウは前日まで続落していた反動で一時、200ドルを超える上昇をみせた。ただ、足元で相場の中心となっているエヌビディアが、通常取引終了後に25年8-10月決算を発表することから、積極的に買い進む動きは限られた。同指数の採用銘柄では、エヌビディアやシャーウィン・ウイリアムズ、シスコ・システムズなどが値上がり率の上位に入っている。
20日の東京株式は反発後、上値を試す場面も。注目された米半導体大手エヌビディアの8-10月決算は、大幅な増収増益で着地。売上高、利益ともに市場予想平均を上回った。同社株は時間外取引で上昇していることから、東京市場でも半導体関連株への物色が中心になろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=157円台の前半(19日は155円51-53銭)、ユーロ・円が1ユーロ=181円台の前半(同180円10-14銭)と円安に振れており、輸出関連株には追い風とみられる。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ENEOS<5020.T>、ソニーG<6758.T>、アドバンテス<6857.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比640円高の4万9280円だった。
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