
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月27日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月27日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月27日 |
26日の米国株式は、4日続伸した。NYダウが前日比314.67ドル高の4万7427.12ドル、ナスダック総合指数が同189.099ポイント高の2万3214.690ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億7790万株、ナスダック市場が68億2288万株だった。米11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が36.3となり市場予想平均の45.5を下回った。また、ベージュブック(米地区連銀経済報告)では、全12地区のうちおよそ半数の地区で雇用が弱まったことが明らかになるなど、景気の減速が警戒され、引き続き追加利下げへの期待感が高まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやウォルマート、マイクロソフトなどが値上がり率の上位に入っている。
27日の東京株式は、堅調な値動きが続きそう。現地26日の米国株高を受け、買い先行スタートが見込まれる。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りが警戒されるなか、現地27日の米国株式市場は感謝祭で休場、同28日は短縮取引となることから、積極的に買い進む動きは限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=156円台の半ば(26日は156円37-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=181円台の半ば(同181円07-11銭)と小動き。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ENEOS<5020.T>、ダイキン<6367.T>、アドバンテス<6857.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比430円高の5万110円だった。
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