
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月18日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月18日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月18日 |
17日の米国株式は、NYダウが前日比228.29ドル安の4万7885.97ドルと4日続落、一方、ナスダック総合指数は同418.139ポイント安の2万2693.323ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億2191万株、ナスダック市場が71億4947万株だった。オラクルが米ミシガン州で建設を計画するデータセンターに関し、ファンドが資金提供を行わないことを決定したと英フィナンシャル・タイムズが報じた。同社株が下落したほか、AI(人工知能)関連株に対する先行き不透明感が台頭し、相場の重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ASMLやアーム・ホールディングス、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが下落した。
18日の東京株式は、軟調な展開か。現地17日の米国株安を受け、日経平均株価に対する寄与度が高い半導体関連株を中心に、売りが先行するとみられる。一方、米半導体大手マイクロン・テクノロジーが通常取引終了後に決算を発表。時間外取引で急伸したことが支えとして意識されそう。また、19日に公表される日銀金融政策決定会合の内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(17日は155円49-51銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=182円台の後半(同182円13-17銭)とやや円安方向にある。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテス<6857.T>、レーザーテク<6920.T>、東エレク<8035.T>などが、17日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比735円安の4万8975円だった。
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