
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月23日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月23日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月23日 |
22日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前週末比227.79ドル高の4万8362.68ドル、ナスダック総合指数が同121.209ポイント高の2万3428.829ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億3446万株、ナスダック市場が66億6748万株だった。エヌビディアがAI(人工知能)向け半導体「H200」について、中国の顧客に対し来年2月の春節休暇前までに出荷を開始することを目指していると報じられた。同社株が堅調に推移したほか、前週に好調な決算を発表した半導体大手のマイクロン・テクノロジーも買われた。NYダウ採用銘柄では、メルクやJPモルガン、セールスフォースなどが値上がり率の上位に入っている。
23日の東京株式は、もみ合いとなりそう。きのう22日は、戻り待ちの売りで上値が重く、年末控えで手がかり材料に乏しいこともあり、方向感に欠ける展開も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=157円台の前半(22日は157円47-50銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=184円台の半ば(同184円72-76銭)と小動き。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、クボタ<6326.T>、ソフバンG<9984.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比100円安の5万320円だった。
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