(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月24日に株式新聞で公開された「＜相場の読み筋＞１２月２４日」を転載したものです。 掲載記事：＜相場の読み筋＞１２月２４日 |
２３日の米国株式は、ＮＹダウが前日比６６．６９ドル高の４万２９０６．９５ドルと３日続伸、ナスダック総合指数が同１９２．２８８ポイント高の１万９７６４．８８５ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、ＮＹ市場が９億６０１万株、ナスダック市場が６１億６０８６万株だった。米１２月ＣＢ（コンファレンス・ボード）消費者信頼感指数が１０４．７となり、市場予想平均の１１３．２に届かなかった。景気の先行きへの警戒感が台頭し、ＮＹダウは一時３２０ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、現地２１日に２５年３月中旬までの米政府のつなぎ予算が成立し、政府機関の一部閉鎖などが回避されたことが支えとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場で、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやエヌビディア、クアルコムなどが買われ、相場を支えた。
２４日の東京株式は、堅調な展開か。現地２３日の米国株式が上昇した動きを受け、買い優勢スタートとなりそう。日本の半導体関連銘柄に大きな影響を与えるＳＯＸ（フィラデルフィア半導体株）指数も上昇しており、追い風となりそう。ただ、多くの海外投資家はクリスマス休暇入りしているとみられることから、買い一巡後は、停滞商状となることも想定される。為替相場は、ドル・円が１ドル＝１５７円台の前半（２３日は１５６円７９－８０銭）と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が１ユーロ＝１６３円台の半ば（同１６３円２６－３０銭）と小動き。２３日のＡＤＲ（米国預託証券）は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、アドバンテス<6857.T>、ホンダ<7267.T>などが、２３日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、２３日の大阪取引所清算値比１１５円高の３万９３０５円だった。
（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）
