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1分でチェック!今週の米国株式 2025/7/22

  • 公開日:
  • 更新日:
1分でチェック!今週の米国株式

(画像=SBI証券)

この記事は2025年7月22日にSBI証券で公開された「1分でチェック!今週の米国株式 」を転載したものです。
掲載記事(最新版):1分でチェック!今週の米国株式

今週はパウエルFRB議長講演と主力企業2社の決算発表が最大のポイント

先週の振り返り

  • 先週から21日までの米国株はハイテク株の牽引が目立ち、S&P500とナスダックが史上最高値を更新しました。8/1の新関税率適用前に各国との交渉が進み税率は引き下げられるとの観測やトランプ大統領がパウエルFRB議長を解任する予定はないとの見方を示したこと、エヌビディア(NVDA)のCEOがAI半導体の中国輸出許可を近く得られるとの見方を示したことがサポート材料になりました。なお、日本の赤沢経済再生担当相が関税協議で24日までの日程で訪米し、EUと米国も関税を巡り集中協議する見通しです。一方、インフレ指標についてはCPI(消費者物価指数)は前年比で市場予想を上回りましたが、PPI(生産者物価指数)は市場予想を下回るまちまちの内容でした。半導体のSOX指数は週間ベースで8週続伸となり、米国株を牽引しています。S&P500セクター別(11業種)パフォーマンスは情報技術や公益などが上げて、エネルギーやヘルスケアなどが下げました。マイクロソフト(MSFT)やブロードコム(AVGO)、キャタピラー(CAT)などが史上最高値圏で推移し、ウィン リゾーツ(WYNN)やサウスウエスト エアラインズ(LUV)などが52週高値圏です。S&P500指数採用銘柄で200日移動平均を超える比率は57%です。年初来のファクターリターンではEPS修正や時価総額、流動性などのファクターがアウトパフォームしています。
  • 個別株では、ネットフリックス(NFLX)は人気作配信の奏功などで4-6月期の売上高とEPSが市場予想を上回り、通期売上高見通しを上方修正しました。年初来で株価は好調に推移していたこともあり、決算発表を受けて株価は大幅安となりました。台湾セミコンダクター ADR(TSM)は25年売上高見通しを上方修正し、AI半導体需要への期待を高める好内容でした。ゴールドマン サックス(GS)は4-6月期の株式トレーディング収入が過去最高となり、株価は上昇しました。ジョンソン & ジョンソン(JNJ)は4-6月期の売上高が市場予想を上回り、通期見通しを上方修正したことを背景に株価は大幅高となりました。一方、ASML ホールディングス NYRS(ASML)は4-6月期の受注が市場予想を上回りましたが、2026年の成長については不透明感があるとの見方を示したことで株価は大幅下落しました。今週はアルファベット A(GOOGL)やテスラ(TSLA)、コカ-コーラ(KO)などが決算発表を予定しています。なお、S&P500指数採用銘柄で65社が決算発表済みで、そのうちEPSが市場予想を上回るポジティブサプライズ比率は8割強とヒストリカルにみても市場予想比で米企業業績の堅調さが目立っています。

今週の見通しと注目セクター・テーマ

  • 今週はパウエルFRB議長講演と主力企業2社の決算発表が最大のポイントになりそうです。来週にFOMCを控える中で、インフレや金融政策に関するヒントが発言されるかどうか注目されます。個別企業ではアルファベット A(GOOGL)やテスラ(TSLA)など主力企業が相次ぎ決算発表を行う予定です。ハイテク株を中心にマーケットへのインパクトも大きいと思われ、特にアルファベット A(GOOGL)はクラウドの成長性、テスラ(TSLA)は自動車ビジネスの見通しに大きな関心が集まりそうです。

  

注目セクター・テーマとしては下記を考えています。

重要イベント・主な経済指標

重要イベント・主な経済指標

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

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