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1分でチェック!今週の米国株式 2025/9/16

  • 公開日:
  • 更新日:
1分でチェック!今週の米国株式

(画像=SBI証券)

この記事は2025年9月16日にSBI証券で公開された「1分でチェック!今週の米国株式 」を転載したものです。
掲載記事(最新版):1分でチェック!今週の米国株式

今週はFOMCが最大の注目ポイント

先週の振り返り

先週から15日までの米国株は、総じて好調でS&P500とナスダックが史上最高値を更新しました。注目のCPIは伸び率が市場予想に一致したことでトランプ関税のインフレへの影響がマーケットの想定の範囲内との見方から、今週のFOMCでの利下げが確実視されています。このほか、トランプ大統領が習国家主席と19日に会談予定であり、米中協議の進展もポジティブ材料視されました。週間ベースではNYダウは3週ぶり反発で、S&P500とナスダックは続伸となりました。15日までの週間ベースのS&P500セクター別(11業種)パフォーマンスは情報技術やコミュニケーション・サービス、公益などが上げて、生活必需品やヘルスケアなどが下げました。アルファベット A(GOOGL)やJPモルガン チェース(JPM)、ウーバー テクノロジーズ(UBER)などが史上最高値圏で推移し、AT&T(T)やカーニバル(CCL)などが52週高値圏です。S&P500指数採用銘柄で200日移動平均を超える比率は61%です。年初来のファクターリターンではEPS修正や時価総額、流動性などのファクターがアウトパフォームしています。

個別株ではオラクル(ORCL)はAI関連の巨額契約が明らかになり株価は急騰しました。テスラ(TSLA)はイーロン・マスクCEOが10億ドル相当の同社株購入を明らかにしたことで上昇しました。ウーバー テクノロジーズ(UBER)はドイツでの自動運転車試験を実施することが明らかになり大幅高となる場面がありました。一方、ストラテジー Inc A(MSTR)はS&P500指数採用が見送られたことをネガティブ材料視して下落する場面がありました。シノプシス(SNPS)は米国の輸出規制が中国市場での減速につながっていることが明らかになり急落しました。今週はフェデックス(FDX)や住宅建設のレナー A(LEN)などが決算発表を予定しています。

今週の見通しと注目セクター・テーマ

今週はFOMCが最大の注目ポイントです。市場予想では0.25%ポイントの利下げが確実視されています。今後の利下げに関するヒントが併せて発表される金融当局者の見通しから読み取ることができるかどうかがポイントになりそうです。データ重視の姿勢は変わらないと思われますが、今後の利下げを予想させるニュアンスが盛り込まれていれば、マーケットは好感する可能性があります。一方、これまでと同じようなFOMC声明文の内容で、金融当局者の見通しにもほとんど変化が見られないケースでは、一旦材料出尽くしになる可能性も想定されますので注意が必要です。個別企業では景況感を占う上でフェデックス(FDX)のほか、住宅建設のレナー A(LEN)の決算発表が注目されそうです。

注目セクター・テーマとしては下記を考えています。

設備投資関連:25年4-6月の米実質GDP改定値において設備投資が速報値の前期比年率1.9%増から同5.7%増へ大幅に上方修正されました。設備投資関連の銘柄がマーケットで注目されやすくなる可能性が想定されます。アリスタ ネットワークス(ANET)ネットアップ インク(NTAP)シーゲイト テクノロジー(STX)ヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE)

主力ハイテク関連:米10年債利回りが低下傾向を見せる中、ハイテク関連を中心に企業業績は堅調見通しです。マグニフィセント・セブン指数が史上最高値を更新しており、資金フローも主力ハイテク株にフェイバーと見られます。アップル(AAPL)マイクロソフト(MSFT)アルファベット A(GOOGL)メタ プラットフォームズ A(META)

自社株買い関連:米企業の自社株買い計画発表が活発化しています。企業によっては数百億ドル規模を計画しており、経営陣の業績に対する自信を示唆していると考えることができます。関連銘柄は投資家の注目を集めやすいと思われます。エヌビディア(NVDA)ウーバー テクノロジーズ(UBER)バンク オブ アメリカ(BAC)JPモルガン チェース(JPM)

重要イベント・主な経済指標

重要イベント・主な経済指標

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

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