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1分でチェック!今週の米国株式 2025/9/22

  • 公開日:
  • 更新日:
1分でチェック!今週の米国株式

(画像=SBI証券)

この記事は2025年9月22日にSBI証券で公開された「1分でチェック!今週の米国株式 」を転載したものです。
掲載記事(最新版):1分でチェック!今週の米国株式

今週は金融当局者の講演とマイクロン テクノロジー決算発表が注目ポイント

先週の振り返り

先週の米国株は好調でS&P500など主要株価3指数のほか、中小型株指数のラッセル2000も史上最高値を更新しました。注目のFOMCでは市場予想通り0.25%ポイントの利下げが発表されました。米金融当局者は年内あと2回の利下げを見込んでおり、継続的な利下げサイクルに突入する可能性が示唆されました。このほか、トランプ米大統領と中国の習国家主席との19日に行われた電話会談において、今秋開催されるAPECでの直接会談で合意したことから米中協議の進展期待もポジティブ材料視されました。週間ベースではNYダウは続伸で、S&P500とナスダックは3週続伸となりました。週間ベースのS&P500セクター別(11業種)パフォーマンスはコミュニケーション・サービスや情報技術、一般消費財・サービスなどが上げて、不動産や生活必需品などが下げました。アルファベット A(GOOGL)やアメリカン エキスプレス(AXP)、キャタピラー(CAT)などが史上最高値圏で推移し、ウィン リゾーツ(WYNN)やアプティブ(APTV)などが52週高値圏です。S&P500指数採用銘柄で200日移動平均を超える比率は60%です。年初来のファクターリターンではEPS修正や時価総額、流動性、グロースなどのファクターがアウトパフォームしています。

個別株ではインテル(INTC)はエヌビディアが50億ドルを出資して半導体を共同開発することが明らかになり、株価は急騰しました。リフト A(LYFT)はアルファベット傘下のウェイモとの提携拡大で、ロボタクシーサービスが利用できるようになることが明らかになり、急騰しました。フェデックス(FDX)は通期利益見通しの公表を再開したほか、小包需要回復示唆で上昇しました。一方、エヌビディア(NVDA)は中国当局が同社半導体の購入を停止するようテック企業に求めたと報じられて、下落する場面がありました。ニューコア(NUE)は収益性低下などを背景に業績見通しを下方修正したことから、大幅下落しました。今週はマイクロン テクノロジー(MU)やアクセンチュア A(ACN)などが決算発表を予定しています。

今週の見通しと注目セクター・テーマ

今週は金融当局者の講演と半導体大手マイクロン テクノロジー(MU)の決算発表が注目ポイントです。FOMCでの利下げ発表を受けて、各金融当局者が景気やインフレ、政策金利などに関してどのような見方を示すかマーケットの注目を集めそうです。個別企業ではSOX指数が史上最高値圏にある中、マイクロン テクノロジー(MU)の決算発表が特に注目されそうです。マーケットが強気に傾いているだけに、売上高見通しが市場予想を上回りそのサポート材料になるかどうか注視されます。このほか、インフレ指標のPCE価格指数が発表されます。市場予想では前年比2.7%増と前回(同2.6%増)からややインフレ拡大見通しです。なお、米上院ではつなぎ予算案が否決されたことから、10月1日に迫る政府機関一部閉鎖のリスクが台頭しており、上値を抑制する要因として意識されやすいと考えられます。

注目セクター・テーマとしては下記を考えています。

住宅建設関連:FRBが利下げを発表したことで、今後住宅ローン金利の低下が見込まれます。米住宅市場は総じて弱い動きが続いていましたが、ターニングポイントになる可能性もあり、利下げメリット期待として関連銘柄は注目される可能性があります。DR ホートン(DHI)トール ブラザーズ(TOL)レナー A(LEN)パルト グループ(PHM)

主力ハイテク関連:米10年債利回りが低下傾向を見せる中、ハイテク関連を中心に企業業績は堅調見通しです。マグニフィセント・セブン指数が史上最高値を更新しており、資金フローも主力ハイテク株にフェイバーと見られます。アップル(AAPL)マイクロソフト(MSFT)アルファベット A(GOOGL)メタ プラットフォームズ A(META)

金関連:NY金先物価格が史上最高値圏で推移しています。FRBの利下げを受けて、金への注目が一段と増す可能性があります。金関連ETFへのフローも潤沢で、引き続き投資家の注目を集めやすいと考えられます。ニューモント(NEM)バリック マイニング(B)SPDR ゴールド シェア(GLD)ヴァンエック 金鉱株ETF(GDX)

重要イベント・主な経済指標

重要イベント・主な経済指標

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

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