経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/3/4

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年3月4日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

3指数反落。輸出規制強化が懸念され、エヌビディアが大幅下落

3指数反落。AI半導体のエヌビディア(NVDA)が大幅安となり、テック株の下落が大きかった。ウォールストリートジャーナルが2日、中国の業者が米国の輸出規制を回避して同社の最新AI半導体を注文していると報じ、トランプ大統領による輸出規制の強化懸念が広がった。 

トランプ大統領の関税賦課の姿勢が改めて示されたことも相場の重しとなった。4日に追加関税を発動予定のカナダとメキシコに対し、猶予を交渉する余地は全くないと述べた。また、ホワイトハウスは、中国に対する関税を20%にする措置に署名したことを発表した。

経済指標が軟調となったことも、景気見通しに対する懸念が広がり、相場の下落圧力となった。2月の米ISM製造業総合景況指数は50.3(予想50.7、前回値50.9)と予想と前回値を下振れた。

セクター別では、テック株の下げが大きく、情報技術の下落率がトップに。一方、上昇率トップは不動産で、その他は生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブセクターが上昇した。

債券利回りは低下(価格は上昇)。経済指標の弱含みなどを受け、FRBによる利下げ再開見通しが強まった。

ドル指数は下落。ユーロは対ドルで上昇。4日から関税発動が予定されているカナダドルやメキシコペソは、対ドルで下落。  

原油価格は続落。OPECとOPECプラスが4月から生産引き上げを開始すると、ブルームバーグニュースが報じたことが材料視された。

【3月4日(火)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
NY連銀ウィリアムズ総裁が講演
トランプ大統領議会演説

■主な企業決算の発表 
寄り前:ターゲット(TGT)
引け後:クラウドストライク(CRWD)ロス・ストアーズ(ROST)

~見通し~
メキシコとカナダに対する関税発動の予定日。トランプ大統領は、これに対し猶予措置はないとの旨の発言を行っており、3/4(火)日本時間AM8時時点では新しい動きはないが、延長等の措置となる可能性もある。そうなった場合、景気悪化見通しが一旦後退することも期待できるだろう。
SBI証券  投資情報部 栗本奈緒実

主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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