
(画像=SBI証券)
この記事は2025年3月28日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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トランプ関税が重石、主要3指数とも続落。
3月27日(木)の米国株式市場は、自動車に対する関税が重石となり、主要3指数とも続落。トランプ大統領は26日(水)、米国に輸入される乗用車やライトトラックに25%の関税を課す計画を発表した。4月3日(木)に発効の予定。投資家は4月2日(水)に予定される相互関税の発表にも身構えている。
ゼネラル モーターズ(GM)が-7.4%、フォード モーター(F)が-3.8%、自動車部品メーカーのアプティブ(APTV)が-5.4%、ボルグワーナー(BWA)は-4.7%。一方、 米国での販売を米国産車で賄うテスラ(TSLA)は+0.4%。
セクター別には、11セクターのうち8セクターが下落し、エネルギー、コミュニケーションサービス、情報技術が下げを主導、生活必需品、ヘルスケアなどがプラスを確保。
経済指標では、10-12月期実質GDP確報値が前期比年率+2.4%と、改定値の同+2.3%をやや上回って着地した。新規失業保険申請件数(3月22日に終わる週)は、22.4万人で前週の22.5万人をやや下回った。
債券利回りはトランプ関税によるインフレ再燃の可能性を背景に10年国債など長い年限で上昇、政策金利の影響が大きい2年国債は低下した。ドル円はトランプ関税による米国のインフレ上昇の可能性が意識されて151円台に上昇した。原油価格は供給懸念を背景に小幅続伸。金価格は関税によるリスクの高まりを背景に1週間ぶりに最高値を更新。
個別株では、ディスカウントストア大手ダラーツリー(DLTR)が+11%と急伸。業績不振に陥っている「ファミリー・ダラー」の事業を約10億ドルで売却すると発表したことを受け、複数のアナリストが目標株価を引き上げた。
引け後に11-1月期決算を発表したヨガウェアのルルレモン アスレティカ(LULU)は、2026年1月期の売上ガイダンスを前年比5~7%増として、同7%増の市場予想を下回って、時間外取引で約10%下落(日本時間28日(金)午前8時30分)。
【3月28日(金)の米国市場】
主な経済イベント:米個人所得・個人支出(2月)、米個人消費支出物価指数(2月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(3月、確報値)
主な企業イベント:なし
~見通し~
本日発表の経済指標では、2月個人支出が特に重要とみられ、市場予想は前月比+0.5%。予想通りのプラスとなれば、市場の景気懸念が後退しよう。2月個人消費支出物価指数は、総合指数が前年比+2.5%の予想(前月は同+2.5%)、コア指数は同+2.7%の予想(前月は同+2.6%)。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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