経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/4/3

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年4月3日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定

(画像=SBI証券)

相互関税の詳細発表を前に上昇。詳細発表後、先物下落

相互関税の詳細発表を前に、上値が重い展開となるも3指数上昇。夕方、トランプ政権は、輸入品に対し一律10%の関税を課すと発表。さらに特定の国・地域には、EUに20%、日本に24%、中国に34%を上限とする追加関税を上乗せすると発表し、株価指数先物は売られた。

セクター別では、一部大型株が上昇をけん引し、一般消費財の上昇率が大きい。コミュニケーションサービスとディフェンシブの生活必需品のみ下落。

債券利回りは低下(価格は上昇)。相互関税の発表を前にもみ合いの展開となったが、欧州債の上昇に連れ高した。

ドルは、対円や対ユーロで下落。トランプ関税の対策として、EUが緊急支援策を準備していると報じられたことが、ユーロ高の要因になった。相互関税の詳細発表後、安全資産としての円買いが進行している。

ドル安で割安感が生じ、原油価格は反発。

金価格は上昇。相互関税の詳細発表を前に、様子見ムードが続く中、安全資産としての買いが入った。

個別株では、EV大手テスラ(TSLA)が+5.3%。1-3月期の世界納車台数が前年同期比13%減と、約3年ぶりの低水準となり一時下落した。しかし、マスクCEOが大統領の顧問の役割から退く可能性があると報じられ、同社経営に専念するとの見方が広がり上昇に転じた。なお報道に対し、マスクCEOは「フェイクニュース」だとXで否定をした。

アマゾン(AMZM)が+2.0%。TikTokの米事業買収をホワイトハウスに提案したと、関係筋の情報として報じられた。



【4月3日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
米新規失業保険申請件数(3月29日に終わる週)
米貿易収支(2月)
米ISM非製造業景気指数(3月)
ジェファーソンFRB副議長が講演

■主な企業決算の発表 
なし

~見通し~
相互関税の詳細が発表され、不確実性が一旦後退した。内容が「良かった」のか、「悪かった」のかなど、市場がどのように受け止めたのかは曖昧なままである。4/3のアジア市場や先物の動きを見定める必要があるだろう。日本時間朝時点で、米国株式先物は大きく下げている。
SBI証券  投資情報部 栗本奈緒実

主要株価指数

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(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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