
(画像=SBI証券)
この記事は2025年4月14日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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反発。FRBメンバーの発言が報道され安心感が広がる
3指数反発。貿易戦争を巡り、ボラティリティが高い状態が続いた。
序盤は下落で始まったが、ボストン連銀のコリンズ総裁の発言等を受け上昇。コリンズ総裁が、金融市場が無秩序な状況になれば、連邦準備制度理事会(FRB)は安定化に向けて対処する準備があると語ったことをフィナンシャル・タイムズが報じた。
経済指標では、3月生産者物価指数(PPI)が前年同月比2.7%上昇(予想3.3%上昇、前回値3.2%上昇)と前回値からは予想外の大幅低下となったが、関税政策の動向が注目されており、同指標は相場を動かす大きな材料とならなかった。
セクター別では、全面高の中、シクリカルの素材や、大型テック株に買いが入った影響で情報技術などの上昇率が大きかった。
債券利回りは年限の短いものを中心に上昇(価格は下落)。朝令暮改のトランプ政権の政策や発言により、米国への信頼の低下を背景とした資金引き上げが続いているもよう。外為市場でもドルが売られ、ドル指数は下落。安全資産として選好され、金は最高値を更新。
原油価格は反発。株式市場が上昇に転じ、リスクオンムードが広がったことが寄与した。一方、週足ベースでは2週連続下落した。
個別株では、朝方に決算発表を行なった大手銀が上昇。ボラテリティーの高まりが追い風となった。
JPモルガン(JPM)は+4.0%。1-3月期は株のトレーディング収入が過去最高となった。一方、CEOは声明で、「経済は大きな混乱に直面している」と慎重な見通しを述べた。
モルガンスタンレー(MS)は、+1.4%。1-3月期は、トレーディング収益が好調で株式部門が過去最高となった。
【4月14日(月)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
中国貿易統計(3月)
NY連銀1年インフレ期待(3月)
フィラデルフィア連銀ハーカー総裁の講演
アトランタ連銀ボスティック総裁、討論会に参加
OPEC月報
■主な企業決算の発表
ゴールドマンサックス(GS)
~見通し~
3月中国貿易統計が発表予定で、米政権による新しい関税政策がどれ程影響を及ぼすかに注目が集まる。現地時間13日、米商務長官は、相互関税から除外されたスマートフォンやPCが、新たな「半導体関税」の対象になるとインタビューで明らかにしており、今後の不安材料となり得るだろう。
SBI証券 投資情報部 栗本 奈緒実
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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