経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/4/15

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年4月15日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

スマホ、パソコンなどの関税除外を受け主要3指数とも上昇

4月14日(月)の米国株式市場は、トランプ政権が、スマホ、パソコン、ハイテク機器・部品などを相互関税の対象からはずすと週末に発表していたことが一部テクノロジー株の買いにつながり、主要3指数とも上昇した。このところ上昇が続いていた長期金利が下落したことも株式に追い風となった。

スマホのアップル(AAPL)は一時7%上昇、引けは+2.2%。パソコンのデル テクノロジーズ C(DELL)は+4.1%。また、トランプ大統領が自動車関税の一時免除を検討していると述べて、ゼネラル モーターズ(GM)フォード モーター(F)などが上昇した。

経済指標では、3月のNY連銀1年先インフレ期待は前年比+3.6%と、前月の前年比+3.1%から上昇、市場予想の同+3.3%を大幅に上回った。トランプ関税の影響があらわれつつあるとみられる。

米国債の利回りは下落に転じた(価格は上昇)。先週から米国の関税政策を嫌気した中国など海外投資家の米国債売却懸念がくすぶり、「米国売り」の象徴として市場で注目されていた。一方、ドル指数は下落が続いて、「米国売り」懸念は完全には払しょくされていない。ドル円は143円近くまで続落。原油価格は上昇、金価格は5日ぶりに反落。

個別株では、1-3月期決算を発表したゴールドマン サックス(GS)は、純収入・EPSとも市場予想を上回った。CEOは4-6月期について「年の初めに比べて事業環境ははっきりと異なる」と慎重なコメントを出したが、株価は+2.1%。

ファイザー(PFE)は、経口型の肥満治療薬「ダヌグリプロン」の1日一回服用タイプの開発を中止すると発表して+1.0%。臨床試験中の服用者の肝臓に損傷が生じたため。

エヌビディア(NVDA)は、今後4年間で米国に最大5,000億ドル相当のAIインフラを構築する計画だと発表して-0.2%。AI半導体の輸出規制の緩和を狙ったアピールとみられている。

インテル(INTC)は、プログラマブルチップ部門のアルテラ株式の51%を投資会社に売却することに合意して+2.9%

【4月15日(火)の米国市場】

主な経済イベント:NY連銀製造業景気指数(4月)、米輸入物価指数(3月)

主な企業イベント:(寄り前)ジョンソン & ジョンソン(JNJ)バンク オブ アメリカ(BAC)シティグループ(C)

(引け後)ユナイテッド エアラインズ(UAL)

~見通し~

トランプ関税に左右される相場が続きそう。3月米輸入物価指数は、2月の前年比+2.0%から同+1.4%に低下の予想。関税の影響が表面化するか注目される。また、4月のNY連銀製造業景気指数は相互関税発表後のデータとなるため、注目を集めている。市場予想は3月の-20.0から-13.5への改善が予想されている。

SBI証券 投資情報部 榮 聡

主要株価指数

主要株価指数

(画像=SBI証券)

債券・商品市況

債券・商品市況

(画像=SBI証券)

主要通貨

主要通貨

(画像=SBI証券)

S&P500日中足チャート

S&P500日中足チャート

(画像=SBI証券)

ナスダック日中足チャート

ナスダック日中足チャート

(画像=SBI証券)

S&P500セクター別

S&P500セクター別

(画像=SBI証券)

S&P100種騰落率ランキング

S&P100種騰落率ランキング

(画像=SBI証券)

S&P100種騰落率ランキング

(画像=SBI証券)

その他主要銘柄

その他主要銘柄

(画像=SBI証券)

※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

⚠免責事項・注意事項
・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても株式会社ファーストパートナーズ及び株式会社SBI証券(情報発信元を含む)は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
重要な開示事項(利益相反関係等)について
投資情報の免責事項

【手数料等及びリスク情報について】
SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

SBI証券

2024年7月時点でグループ全体の口座開設数1300万を突破した、国内口座開設数NO.1の国内最大手ネット証券会社。「ゼロ革命」と銘打った格安の手数料、お得なポイント制度、豊富な商品ラインナップを武器に2025年のオリコン顧客満足度ネット証券1位を獲得。