
(画像=SBI証券)
この記事は2025年5月1日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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GDPマイナス成長となるも、ダウ、S&P500は小幅高
ダウ、S&P500は7日続伸。ナスダックは小幅安。
経済指標の発表を受け、米経済が低迷するとの見方が広がり軟調な展開となったが、引けにかけてダウとS&P500は上昇に転じた。
経済指標では、1-3月期のGDP(国内総生産・速報値)は、前期比年率0.3%減(予想同0.2%減、10-12月期同2.4%増)と予想を下振れ縮小。2022年以来のマイナス成長となった。
FRBが重視するインフレ指標、3月PCE(個人消費支出指数)は、エネルギーと食品を除したコア指数が前年同期比2.6%増(予想同2.6%増)と予想と一致。前月比は変わらず(予想同0.1%増)で、予想を下振れた。
セクター別では、ディフェンシブのヘルスケアが上昇率トップに。一方、原油安の影響でエネルギーが2.6%超の大幅下落となった。
債券利回りは低下(価格は上昇)。経済指標の発表を受け、米経済への懸念が広がり、FRBによる利下げ再開見通しが拡大。政策金利の動向を反映しやすい2年債利回りの低下が目立った。
ドル指数は小幅高。対円でドルは上昇し、1ドル143円台までドル高円安が進行。一方、月間ベースでドル円は4.8%安となり、4カ月連続での下落となった。
原油価格は、供給過剰懸念を背景に下落。OPECの盟主であるサウジアラビアが、増産による市場シェア回復を目指す方針を示唆したとロイター通信が報じた。
個別株では、スーパーマイクロコンピューター(SMCI)が11%超の大幅安。29日引け後の決算発表で、顧客の代金支払いの遅れを理由に1-3月期の売上高と1株利益の見通しの下方修正を行った。
【5月1日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
チャレンジャー人員削減数(4月)
新規失業保険申請件数(4月26日に終わる週)
ISM製造業景気指数(4月)
■主な企業決算の発表
寄り前:イーライリリィ(LLY)、マクドナルド(MCD)、マスターカード(MA)
引け後:アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、マイクロストラテジー(MSTR)、エアビー・アンド・ビー(ABNB)
~見通し~
引け後に予定されているアップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)などの主力株の決算発表を見極める動きが続くだろう。また、引き続き、米中対立の動向は注目される。
SBI証券 投資情報部 栗本 奈緒実
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング


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その他主要銘柄

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※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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