経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/5/2

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年5月2日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

主力テック株の決算内容好感され続伸

ダウとS&P500は8日続伸。ナスダックは反発。

前日に決算発表を行ったマイクロソフト(MSFT)やメタ・プラットフォームズ(META)などの主力テック株が上昇をけん引。一方で、米経済への先行きに対する懸念が上値を抑制した。

経済指標では、4月ISM製造業総合景況指数が48.7(予想47.9)と、予想を上振れたものの前回から0.3ポイント低下。5カ月ぶりの低水準となり、トランプ関税への懸念が反映された格好となった。

セクター別では、主力テック株が属する情報技術とコミュニケーションサービスの上昇率が目立った。

債券利回りは上昇(価格は下落)。4月ISM製造業総合景況指数が予想より悪化を免れたことで、FRBによる利下げ再開観測が後退した。

ドル指数は上昇。対円では1ドル145円台まで急速にドル高円安が進行。日銀は金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定。また、経済・物価の見通しについて引き下げを行い、追加利上げ観測が後退した。

原油価格は4日ぶりに反発。株式市場のリスクオンムードが波及したことや、足元の下落を受け値頃感から買いが入った。

金価格は3日続落。債券利回りの上昇や、米国が関税政策を巡り中国に交渉を図っているとの報道を受け、安全資産としての需要が後退。

個別株では、前日引け後に決算発表を行ったマイクロソフト(MSFT)が+7.6%。クラウドコンピューティングサービス「Azure(アジュール)」への需要堅調を背景に、1-3月期の売上高と1株利益が予想を上振れた。

同じく前日引け後に決算発表を行ったメタ・プラットフォームズ(META)が+4.2%。主力の広告事業が伸長し、1-3月期の売上高と1株利益が予想を上振れた。また、AI向けデータセンター投資等を理由に、25年通期の設備投資計画について上方修正を実施したことも好感された。

引け後にアマゾン・ドット・コム(AMZN)が決算発表を行い、時間外で2%超の下落。4-6月期の利益見通しが予想を下振れたことが嫌気された。

【5月2日(金)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
雇用統計(4月)
製造業受注(3月)

■主な企業決算の発表 
寄り前:シェブロン(CVX)エクソン・モービル(XOM)


~見通し~
中国製品を取り扱うアマゾン(AMZN)の業績見通しが軟調だったため、米中の貿易対立への懸念が相場全体の重しとなるだろう。また、4月雇用統計の内容に注目が集まる。
SBI証券  投資情報部 栗本 奈緒実

主要株価指数

主要株価指数

(画像=SBI証券)

債券・商品市況

債券・商品市況

(画像=SBI証券)

主要通貨

主要通貨

(画像=SBI証券)

S&P500日中足チャート

S&P500日中足チャート

(画像=SBI証券)

ナスダック日中足チャート

ナスダック日中足チャート

(画像=SBI証券)

S&P500セクター別

S&P500セクター別

(画像=SBI証券)

S&P100種騰落率ランキング

S&P100種騰落率ランキング

(画像=SBI証券)

その他主要銘柄

その他主要銘柄

(画像=SBI証券)

※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

⚠免責事項・注意事項
・レポートおよびコラムの配信は、状況により遅延や中止、または中断させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。

・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても株式会社ファーストパートナーズ及び株式会社SBI証券(情報発信元を含む)は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
重要な開示事項(利益相反関係等)について
投資情報の免責事項

【手数料等及びリスク情報について】
SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

SBI証券

2024年7月時点でグループ全体の口座開設数1300万を突破した、国内口座開設数NO.1の国内最大手ネット証券会社。「ゼロ革命」と銘打った格安の手数料、お得なポイント制度、豊富な商品ラインナップを武器に2025年のオリコン顧客満足度ネット証券1位を獲得。