経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/5/8

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年5月8日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

FOMCは無難に通過し、3指数上昇

3指数揃って上昇。

FOMCでは予想通り政策金利の据え置きが決定。会合後のパウエルFRB議長の会見では、関税がインフレ加速と失業増加をもたらす恐れがあると指摘しつつも、金利調整を急いでいないとの姿勢を示した。

セクター別では、一般消費財と情報技術の上昇率が大きかった。情報技術は、トランプ政権がバイデン前政権時代の人工知能(AI)半導体に関する輸出規制を撤廃する方針だとブルームバーグ通信が報じたことで、関連株が上昇。

債券利回りは低下(価格は上昇)。パウエルFRB議長の会見で、経済見通しの先行き不確実性が指摘され利回り低下したが、その後2年債利回りは上昇に転じるなど方向感に乏しい展開が続いた。

金利引き上げを急がない姿勢を示したことを受け、ドル指数は上昇。ドル高で割高感が生じ、原油価格は反落。

個別株では、Googleを傘下に持つアルファベット(GOOGL)が-7.2%の大幅安。アップル(AAPL)のサービス部門責任が、自社ウェブブラウザの「サファリ」で、AIを活用した検索エンジンに焦点をあて再構築を検討していると、米司法省によるアルファベットに対する訴訟での証言で明らかにした。サファリでの検索数は4月に単月で初となる減少となっており、人々がAIを使用するようになったからと指摘し、今後はAI検索プロパイダが従来型の検索エンジンに取って代わるだろうとの見方を示した。

ディズニー(DIS)が10%超の大幅高。6日(火)引け後に行われた1-3月期の決算発表では、売上高や1株利益が予想を上振れた。また中東初となるアラブ首長国連邦(UAE)でのテーマパーク新設を発表(完成時期は不明)。25.9期通期の業績見通しの上方修正を行ったことも好感された。

英半導体設計大手のアーム・ホールディングス(ARM)が時間外で一時11%超の大幅安。引け後の決算発表で示された4-6月期の売上高見通しが市場予想を下振れた。また、26.3期通期の業績見通しは明らかにしなかった。



【5月8日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
英中銀、政策金利発表
米新規失業保険申請件数 (5月3日終了週)
米卸売在庫(3月)
米ニューヨーク連銀1年先インフレ期待(4月)
独鉱工業生産(3月)

■主な企業決算の発表 
引け後:アファーム ホールディングス(AFRM)

~見通し~
アーム・ホールディングス(ARM)の業績見通しが振るわなかったことで、半導体株やAI関連株などのテック株全般が軟調な展開になると予想される。
SBI証券  投資情報部 栗本 奈緒実

主要株価指数

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(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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