(画像=SBI証券)
| この記事は2025年5月15日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版)：Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |
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まちまち。株価回復が一服し、もみ合いの展開
まちまち。S&P500と、AI関連株の一角がけん引する形でナスダックは上昇。ダウは小幅続落。
米国と世界各国の貿易交渉進展による株価回復が一服。やや買われすぎの水準にあると指摘する声が市場から複数聞こえた。13日トランプ大統領はサウジアラビアを訪問し、約1,420億ドル相当の米防衛関連製品の売却を含む、6,000億ドルの投資確約を取り付けたことをホワイトハウスが発表。
セクター別では、大型テック株が属するコミュニケーションサービスや情報技術が上昇。テック株が堅調だった反面、ディフェンシブのヘルスケアは2％超下落。
債券利回りは上昇(価格は下落)。貿易交渉進展後、米景気見通しへの懸念が後退したことで、市場予想のFRBによる年内利下げ回数が減少した。また、トランプ大統領が掲げる米大型減税案で米財政が悪化するとの見方が広がったことも債券売りにつながったもよう。
ドル指数は小幅高。序盤は下落していたが、ブルームバーグ通信が関係者の話として、米国が関税交渉の一環としてドル安交渉を行なっていないと報じ、下げを埋めた格好。
原油価格は5日ぶりに反落。原油在庫が想定外の積み増しとなり、需要減少懸念が広がった。
個別株では、エヌビディア(NVDA)が+4.2％、アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)が+4.7%と半導体が上昇。サウジ政府系ファンドのAIスタートアップ企業との業務提携が発表された。またアドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)は、60億ドルの大規模な自社株買い枠の追加が、取締役会で承認されたことも好感された。
【5月15日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
パウエルFRB議長があいさつ
APEC貿易相会合（韓国・済州、16日まで）
小売売上高（4月）
生産者物価指数（4月）
NY連銀製造業景気指数（5月）
フィラデルフィア連銀製造業景気指数（5月）
新規失業保険申請件数（5月10日に終わる週）
鉱工業生産指数（4月）
NAHB住宅市場指数（5月）
■主な企業決算の発表
寄り前：ディア（DE）、ウォルマート（WMT）
引け後：アプライド・マテリアルズ（AMAT）
～見通し～
寄り前に小売り大手のウォルマート(WMT)が決算発表予定。関税政策による不確実性などを背景に、2-4月期の営業利益見通しを4/9(水)に撤回しており、結果の強弱に左右される展開が想定される。
SBI証券 投資情報部 栗本奈緒実
主要株価指数
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債券・商品市況
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主要通貨
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S&P500日中足チャート
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ナスダック日中足チャート
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S&P500ｾｸﾀｰ別
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S&P100種騰落率ランキング
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その他主要銘柄
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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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