経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/6/9

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年6月9日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

S&P500 2月以来の高値、景気減速懸念和らぐ

S&P500は反発し、再び6,000台を回復。2月以来の高値圏で取引を終えた。5月の雇用統計の結果、景気後退懸念が和らいだ。加えて、トランプ大統領が米中通商協議の再開を9日に予定していることを明らかにし、安心感が広まった。雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが鈍化し、前月分も下方修正された。雇用主は先行きを慎重に判断している可能性が大きい。

・非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)前月比13万9,000人増(予想12万6,000人増)、前月値14万7,000人増(速報値17万7,000人増)に下方修正

・失業率4.2%(予想4.2%)(前月4.2%)

セクター別(全11業種)では、全業種が上昇。

個別株では、メタプラットフォームズ(META)が+1.9%上昇。人工知能(AI)スタートアップへ100億ドル超の投資を協議しているとの報道に対して期待感が膨らんだ。テスラ(TSLA)は3.7%上昇。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ大統領との批判の応酬が一時的に沈静化したと市場は受け止め、好感された。ブロードコム(AVGO)は-5.0%。第3四半期の売上高は約158億ドルとの見通しを発表し、アナリスト予想157億ドルを上回る数値を出したもののAI強気派の期待に沿えなかった可能性がある。

原油先物相場は続伸。前営業日比1.21ドル高の1バレル=64.58ドル。良好な雇用統計を受けて米景気の底堅さが意識され、原油需要増への期待感から買いが強まった。金先物相場は続落。前営業日比28.5ドル安の1トロイオンス=3,346.6ドル。米長期金利が大幅に上昇すると、利子のつかない金の投資妙味が後退し売りが優勢。

米国債は大きく下落(利回りは上昇)。雇用統計の結果を受けて利下げ観測が後退。円相場は続落し、前日比1円25銭の円安・ドル高の1ドル=144円80~90銭で取引を終えた。

【6月9日(月)の米国市場】

主な経済指標・イベント:

・米卸売在庫(4月)

・米NY連銀、インフレ期待(5月)

主な企業決算の発表:なし

~見通し~

米国の関税緩和措置(追加関税の一時停止)期限まで残り1ヵ月。S&P500は2月以来の6,000台に乗せたが、特に中国との関係は一時的な措置が中心であり、今後の再交渉や延長判断が市場に与える影響には引き続き注意したい。

SBI証券 投資情報部 植田 雄也

主要株価指数

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(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

S&P100種騰落率ランキング
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(画像=SBI証券)

その他主要銘柄

その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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